こんにちは! 西岡幸輝です!
今回は、1月18日(土)に西条共同研修センターで行った、
「冬のホリデースクール2019事後研修」の報告です!
事後研修のテーマは、「成果報告会」をすること!
リーダーたちが、この冬のホリデースクールで得た活動の成果を報告し合いました。

成果報告を行う前に、村松リーダーから「成果報告のポイント」
についての話がありました。

その内容は以下の通り。
@自分の頑張りをアピールすること。
A伝えたいことが聞き手に伝わるように工夫すること。
BIEOOモデルを意識すること。
Bの「IEOOモデル」という言葉は、なかなか聞かない言葉ですよね…。
しかし、これも村松リーダーは解説してくれました!
「IEOOモデル」とは、Input(入力)・Environment(環境)・Output(出力)・Outcome(結果)の要素からなる、成果を総合的に評価するためのモデルです。

人はふつう成果を、成果が得られた後の状態(Output)や、結果(Outcome)だけで判断してしまいがちです。
しかし、成果を得る前の状態(Input)や、環境(Environment;今回であれば冬のホリデースクール2019)を意識して考えることで、全体的な成果の評価ができるのが、このモデルの特長です!

なるほど、結果だけに目を向けるのではなく、
成果を得た過程をしっかりと押さえることが大切なんですね。
ということで、これらのポイントを意識して、実際に「成果報告会」を行いました!


僕は、当日同じカメラマンだった秋丸リーダー・山本リーダー・米澤リーダーと
グループを組んで、成果報告を発表し合いました。

実は冬のホリデースクールでは、僕らは撮影チームを組んで、
フィールドの各地を奔走していました。
今回、その経験を通じた成果報告を聞き、「自分の役割を果たすこと」を成果として挙げ、
当日苦戦した「チームの連携を強化していくこと」を、
次の目標に設定していることで共通しているなと感じました。
今回の研修で、「自分ができたこと・学んだこと」について確認するととともに、
今後よりよい活動を行っていくにはどのようにしていけばよいか、
という方向性が見えたように感じました。
次の目標の達成に向けて、また頑張っていきたいと思います!

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P.S.
夜はリーダーのお楽しみタイム!
冬のホリデースクールのことを思い出せるか、みんなで“チェック”しました!




みんなも思い出してみてね!
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Column 〜成果報告とアンケート〜
成果には、自身に対する成果である「成長成果」と、
社会に対する成果である「遂行成果」の2種類があります。
これらの成果について考える時、
リーダー自身が感じたことだけでは不十分なことが多いです。
そこで、参加してくれた子どもたちが
一生懸命書いてくれる「アンケート」が有効になるのです!
この事後研修では、アンケート結果の報告会も行われました!
今回はその一部をご紹介!
「冬のホリデースクール2019」のコンセプトは、
この物語の主人公は君だ。
〜知恵と勇気と遊び心の大冒険〜
でした。
これに関係する項目について、順番に見ていきましょう!
(グラフ中のAは「事前アンケート」、Bは「事後アンケート」を指します。)
「主人公」に関わる質問
「世の中を良くするために、こどもである私にもできることはあると思う」
アドベンチャーハイクでは、子どもたち1人ひとりが“魔導士”として、村を冒険しました。


(1「そう思わない」⇔5「そう思う」)
アドベンチャーハイクの世界を飛び出した、現実の世界に対するこの質問ですが、あまり変化は見られませんでした…。
子どもたちがスクールでの体験を、現実の生活でも活かすことができるようにするにはどうすればいいか、今後も研究していきたいと思う結果でした。
「知恵」に関わる質問
「答えを知らない問題でも、知っていることを活かして答えを考えたいと思う」
ブラックライトを用いたクエストが、最後の石版の謎を解き明かすカギになりました。


(1「そう思わない」⇔5「そう思う」)
データを分析したところ、知識を活かして答えを導く「知恵」を身につけたいと思う子どもたちはあまり増えず、むしろ減少する結果となりました。
「宝箱を開ける」クエストでは、試行錯誤が実らずに苦戦したことから、クエストの難易度や子どもたちへのリーダーの対応が課題として残りました。
「勇気」に関わる質問
「自分で決めたことなら、どんな結果であっても受け入れるべきだと思う」
「20の質問」のクエストなど、自分たちで勇気をもって決断する場面や、決断の責任を感じる場面がありました。


(1「そう思わない」⇔5「そう思う」)
アドベンチャーハイクを通じて、自分で決断を行い責任感をもつ、という勇気をもとうとする子どもたちが、わずかに増えたことがわかりました。
しかし「勇気」については曖昧な部分もあるので、スクールで子どもたちにどの程度まで求めていくのかを、今後考えていくことが、大切だと思われます。
「遊び心」に関わる質問
「何事にも興味・関心をもちたい」
今回はいろいろな体験をしてもらうべく、さまざまなクエストを用意していました。


(1「そう思わない」⇔5「そう思う」)
事前アンケートを取った時点で、興味・関心をもちたいと答える子どもたちは多かったのですが、いろいろなクエストを経験することによって、よりその気持ちが増していることが見られました!
改めて、子どもたちがスクールの中で、多くのことを感じ取っているのだと気づかされました。
また、自由記述欄も分析しました。
「良かった点」において、
「アドベンチャーハイクが楽しかった!」(32名)
という意見が多く、アドベンチャーハイクづくりに携わったリーダーは、
嬉しそうにこの報告を聞いていました!
「何を学んだか」という質問について、
「チームワーク」(18名)や「コミュニケーション」(11名)
の声が多く聞かれました。
ぜひ、この学びを日常生活にも活かしてほしいと望むばかりです。
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今後は、「課題・改善点」に書かれていた貴重な意見も踏まえ、
さらに「楽しくてためになる」スクールを目指していきたいと思います!

西岡 幸輝(広島大学3年)