広島大学教育学部2年の村松です!
広島国際青少年協会では、組織開発HDチームとして研修をつくっています!
ということで、8月2日に行った「2020年度第4回研修」について報告します。
4月から入った新入生も本格的に運営に携わり、新生・組織開発HDチームとして気合の入った研修となりました!

今回の研修プログラムはこちら!

見てください、この盛りだくさんな内容!!

これらのプログラムの中から、今回はイチオシ

レクリエーション
じゃんけん...ぽん!


ぽん!!


ということで、最初は石村リーダーによる「体で後出しジャンケン」!!
石村リーダーはレクリエーションを担当するのは初めてだそうです。すごいですね!
前回の研修でレクリエーションについての話がありましたが、実際に体験し、皆のレクリエーションゲームのレパートリーを増やすために行われました。
ただの後出しジャンケンですが、体で表現すると意外と難しい...!
最初は余裕そうにしていたリーダーも、、、

あれ?皆と違うポーズをしているリーダーがいませんか?

体も動かせて気分も盛り上がり、最高の研修スタートとなりました。
楽しく活動できて、レクリエーションも覚えられて、一石二鳥ですね!
報連相について
続いては、「報連相について」のワークとレクチャー。

「報連相」とは、報告・連絡・相談の略のことです。
◯報告…与えられた指示や依頼に対して経過や結果を知らせること
◯連絡…必要な情報を関係者に知らせること
◯相談…困った時や迷った時に他の人に参考意見を求めること
それぞれ似たような言葉ですが、意味はまったく異なるんですね。
報連相についての概要が分かったところで、さっそくワークへ!
ワーク名は「マネジャーゲーム」。

限られた相手とコミュニケーションを取り、用意されたカードを交換してクリアを目指すゲームです。
しかしこのゲーム、実はびっくりな仕掛けが!!
なんと、ゲームのクリア条件がチーフ役一人にしか知られてなかったのです!!

チーフ役の人は、自分しかクリア条件を知らないことを知りません。
なので、このゲームをクリアするためには、チーフ役がまず皆にクリア条件を知らせるか、もしくは他の役の人がチーフにクリア条件を聞かなければならなかったのですね。
僕のグループは、最初何をしたら良いのか分からず混乱していました...
マネジャーゲームでは、報連相の難しさと重要性を実感できました。特に、限られた時間の中で共有すべき情報を選択するのが難しかったです。
僕も先輩に報告するときに無駄な情報を詰め込んでしまい、本旨が伝わらなくなってしまったことを思い出しました。

その後、報告の難しさ、報告のポイントについてのレクチャーを聞きました。
こちらがレクチャーで紹介された、報告において重要な7つのポイントです。

報連相において一番大切なことは、
「何のために伝えるのか」という目的を持つこと。
目的を持つことで、状況に適した報連相を行うことができます。
報告のタイミングやポイントなど、要点を押さえて学ぶことができました。
組織で活動していく上で、報連相は命綱としての役割を果たします。
この研修を運営する上でも、通信障害等のトラブルのあった参加者と報連相をとることで被害を最小限にできるよう動いています。
スクールや会員活動といった企画も同じですね。企画を運営する上で報連相は必須です。
今回学んだことを活かし、より円滑な報連相ができるよう心がけていきたいと思います!
ケーススタディ
前回の研修ではケーススタディを通して課題解決のプロセスを学びましたが、
今回はそのケーススタディの事例の解説が行われました。
ケーススタディの事例を一部抜粋して紹介します。
対立が決定的になったのは夕食のときだった。小学5年生の加藤が、好物のハンバーグを口にしながら、満面の笑みで「おいしいね!」と発言したときのことだった。加藤の発言を受けて、田代が「このハンバーグの味は大したことない」「お母さんの料理の方が絶対においしい」と発言したのがきっかけだ。浅井はこれまでも田代の発言にフォローを入れたり、他の子どもに対して「悪気はないようだから許してあげて」とお願いしたりしており、他の子どもも「リーダーが言うなら仕方ない」と田代に付き合ってくれていた。しかし、この発言を機に、「もう付き合ってられない」という雰囲気にガラッと変わったのを感じた。浅井は即座に田代を叱り、謝るように促したが、田代は謝ろうとはしなかった。
この事例に対して皆それぞれ考えてきた対策方法を発表しながら、
◯解決すべき課題は何か
◯問題が生じた原因は何か
◯どのような対策を取るのか
◯どのような予防策を取るのか
を議論しました。
それぞれについて、多様な見解で議論しました。
例えば、問題が生じた原因については、
・周りの子どもたちが嫌な気持ちを伝えていないから
・田代が周りの子の気持ちに気づいていないから
・浅井の指摘の方法が悪いから
などの意見が出ていました。
議論の後、待ちに待ったケーススタディの解説!
木村先生と共に状況を整理し、情報をまとめながら皆で答え合わせをしていきました。

今回の事例では、子どもの行動の理解には発達障害の知識も必要でした。難しい...!
子どもたちがなぜそのような行動をとるのか。そのような行動に対してどう対処するのがいいのか。
子どもたちと関わっていく上で、知識や技術がどれほど大切かということを実感しました。
また、現場において問題を解決する場合、必ずしも必要な情報がすべて揃っているとは限りません。
ですから、現場では、情報を収集・整理し、明らかになっている情報に基づいて試行錯誤しながら課題解決していかなければならないということです。
子どもたちと関わっていく中で
実際にこのような事例があったときに対応できるよう、
他の事例にも今回学んだ知識や技術が応用できるよう、
自分ならどうするかを考えられるようになっていきたいと思います。
最後に
紹介しきれませんでしたが、他にも「安全管理講習(実践編)」や「SSO2020シミュレーション」などのプログラムもありました。
それぞれ、対面やオンラインでの実践的な安全管理やSSO2020の当日の流れについてレクチャーを受けました。
今回改めて実感したのは、僕たちはスクールや会員活動で
「たのしくて、ためになる」学びを提供するために研修を行っているということです。
今年度に入って研修も4回目...
しかし、まだまだやりたい研修のプログラムはたくさん残っています!
高校生・大学生にとって、より学びと成長が得られる研修にするために、
そして、研修で学んだことを活かしてスクールや会員活動を大成功に導くために、
研修を作る側も、受ける側も、これまで以上に頑張っていきたいと思います!

