ホーム ABOUT メンバー 活動記録 お問い合わせ

2020年11月24日

第11期キックオフ 報告

こんにちは!

広島大学教育学部1年の堀邊です。

9月27日(日)に行った「第11期キックオフ」の報告をします!!

 

キックオフって何やろう?って思いますよね。

サッカーが連想されると思いますが、

キックオフには「プロジェクトを開始すること」という意味があります。


主な目的は
組織における、みんなの進む方向をそろえるため
だそうです。


キックオフは今後の活動を占う非常に重要なイベントなんです!

 

僕らの団体では、活動の節目に当たる10月に毎年キックオフを行っています。

今期のキックオフは、11期にして初のオンライン開催でした!

 

以下のプログラムで行いました

はじめに
10期の総括
ワークショップ
11期の方針
11期の制度・体制
11期の活動


全部お話しすると長いので、今回は内容を抜粋してお伝えしようと思いますにこにこ


それではさっそく見ていきましょう!!

 

たくさんのリーダーが参加し、みんな気合が入っていました!

4.jpg

 

10期の総括


まずは10期の総括から。

この団体の財政状況、会員数の増減などを、統計データをもとに分析することで、課題を顕在化しました。

実際に数値として表し、分析することで、自分の中にあった「なんとなく」が解消され、今後の課題に対する意識が高まりました。

 


課題だけでなく、10期を通して達成した成果も数多くありました。

内部での活動、子どもたちに向けて行った活動から、10期の成果を振り返ります。

 

内部の活動では、「組織化」に特に力を入れて取り組みました。

「組織化」とは、組織を形成していくことであり、

組織が力を最大限に発揮できる状態にするために行います。

 

「組織化」の具体的な取り組みとしては、状況に応じて、新たにチームを創設したり、チームをサポートするディレクターを配置したりしました。

1.jpg


各チームでの活動をいろんな形で促進することで、組織全体の力を底上げしていきました!

 

10期、特に後半にかけて、コロナ禍での活動となり、僕たち広島国際青少年協会も対面での活動を制限されました。

そんな中、様々なイベントをオンラインで行ってきました。

 

研修をオンラインで実施し、高校生・大学生会員の学びを継続することができました!

小・中学生に向けた活動としては、一大イベントであるサマースクールを始め、「自学の日」「ボードゲームカフェ」、「昔話裁判」などを開催しました。

2.jpg


コロナ禍の中で、これまでの活動からオンラインでの活動へとつなげることができました!

 

実際これは簡単なことではないと思います。

当たり前にあった環境が姿を消すと、誰だって戸惑ってしまいますよね…。

大学の授業もオンライン授業が続き、

今まで当たり前だった対面授業がとても恋しく感じています。


 

そんな状況の中で「自分にできることは何か」と問い続け、新たな活動形式を模索していくことは、勇気のいること。

どんな小さな行動であれ、すごく価値のあることだと思うんです。


コロナ禍だからこそ、新たな学びの収穫がたくさんありましたね!にこにこ


 

ワークショップ


続いて「ワークショップ」を行いました!

ここでは、グループワークをを通して、あるトピックに関して考え、深めていきます。

 

ここでは、11期に達成したいことについて考えました。

その目標にした理由を考えたり、それが自分にとってプラスに働くのか、周りにとってプラスに働くのかを検討したりすることで、目標を深堀りしていきます。

 

理想は、自分のやりたいこと・やるべきことと、

みんなのやりたいこと・やるべきことが相互につながっていること
だそうです。


このことは活動に対するやりがいにも関わりそうですね。

 

同じグループの人と対話し、グループの人のコメントを踏まえながら考えていきました。

3.jpg


対話という形式だからこそ、様々な考えに触れることができました。

こうした対話の機会をもっと増やしていきたいですね!


 

11期についてのお話


続いて11期についてのお話です。


11期になり、新たな運営体制が公開されました!!

チームごとに分かれて活動することが多いので、各チームが相互に情報、知識を共有できる状態にすることが必要です。

チームでの活動の質を高めていくだけでなく、チーム間でうまく連携を取りながら活動していきます!

 

そして!!

11期のスローガンが発表されました!

今期のスローガン、それは、、、

「価値の発見と提供」
(find and deliver your value)
です!


 

一見仰々しい印象を受けるかもしれませんが、実際そんなことはありません!

ちょっとした行動であっても、

それが他の人にいい影響を与えるならば、それは
立派な「価値」と言えます。

自分なりにできることを見つけて、

それを継続的に提供することが「価値の発見と提供」なのだと思います。


それが、活動における自分のモチベーションのアップにもつながっていくんですね。

 

11期のスローガン、これから意識して活動していこうと思います力こぶ


 

最後に・・・


僕たちは子どもたちの学びについて真剣に考え、

自分たちにできることを探し、日々活動しています。


目まぐるしく変化するこの時代だからこそ、僕たちが学ぶことはきっとあると思うし、子どもたちに学びを提供したい。

活動における自分の値を見出し、価値を提供することでやりがいを感じながら、飛躍の11期にしていきます!

 

第11期キックオフ
posted by iyah at 15:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録

2020年11月17日

2020年度第6回研修 報告

こんにちは!

広島大学教育学部1年の堀邊隆晴です。

9/12(土)に行った「2020年度第6回研修」報告をしたいと思います!

前回に引き続き、今回の研修もオンラインでの開催でした!

今回はどんな内容だったんでしょうか??

研修の内容を2つに分けてお話ししたいと思います!拍手拍手


1. 前回研修の振り返り


「郷に入っては郷に従え」

このことわざ知ってますか?
なんか聞いたことある!って人もいると思います。


(余談ですが、「入って→いって」と読むそうです。まったく知らなかった…あせあせ(飛び散る汗)

「ある組織に属したときは、その組織の規律に従うべきだ」
という意味
だそうです。

ある組織に所属してて、ルールやマナーを守らない人を見たら、
すごく嫌な気持ちになりますよね・・・。


組織に所属する以上、自分がそうならないように組織のことをよく知る必要があります。

なんで急にこんな話をしたかと言うと、
もちろん研修の内容と関係しているからです。


前回研修の中で、組織内で報連相を適切に実行するためには、その組織のことをよく知る必要があるというお話がありました。

そこで上がった疑問点を、今回の研修の中で木村先生が丁寧に説明してくださいましたにこにこ

1.jpg

個人が組織に参入していく過程組織社会化において、必要な課題は3つあり、その1つとして「文化的課題」というものがあります。
組織の中で決められているルールやマナーを知ることがこれに当たります。

先程のことわざはこれに通じるものがありますね。

ちなみに残りの課題は、
役割的課題(組織における個人の役割)、
技能的課題(仕事を遂行するための個人の技能)

だそうです。

僕たちがこれを身につけるために、知識、技能はもちろん、
組織における力関係、価値観、歴史などを学ぶ必要があります。

組織の中で自分が何を求められているのかを把握して、
それにのっとったアプローチをしていきたいですね!



2. 企画評価の方法と実践


突然ですがみなさん、「評価」って何のために行うと思いますか?

勉強、筋トレ、ダイエット・・・。何かに取り組んだら、当然その成果が知りたいですよね!

評価をする目的は、成果を見えるものにする(「見える化」する)ためだと言うことができます。

やって満足で終わらず、良かった点、悪かった点などを振り返ることで
「見える化」し、次へ向けて改善していくことが大事なんですね。


企画を評価する場合も同じことが言えます。

ちなみに、企画の「企」は「企てる(何かを実行しようとする)」、「画」は「計画する」という意味で、

企画とは、「何かを実行しようと計画する」ということだそうです。

せっかく計画を立てて実行したのに、評価しないと次へつながらないし、
もったいないですよね・・・。


では、どうやって評価していけばいいのでしょうか??

木村先生によると、企画を評価する際、特に重要なことは2つあるそうです。

1つは評価の目的を明確化することです。

企画を実行するときだけでなく、評価するときにも目的を明確に決めます。

評価の方向性を定めることで、脱線することなく、
より具体的な振り返りへとつなげることができるんですね。


僕自身、その視点から考えたことがなかったので新たな発見でした!


もう1つはプロセスを適切に評価することです。

いざ評価するとなると、どうしても結果の良し悪しが気になっちゃいますよね・・・。

最初に立てた計画に問題はなかったか、実行の仕方に問題はなかったか。

結果に至るまでのプロセスを適切に評価することで、本当の意味で成果を
「見える化」でき、次の企画へ向けて改善することができます。


これを図式化したのが、「PDSサイクル」というものです。

3.jpg

PDSサイクルとは、計画(Plan)を立て、実行し(Do)、結果を振り返り(See)、改善して次に活かす、というサイクルのことだそうです。

企画の評価に限らず、この考えは日常でもいろんな場面で応用が利きそうですよね!


その後、レクチャーを踏まえて、
チームごとに分かれて第10期の成果報告会の準備をしましたきらきら


それぞれのチームが10期中にどんな成果を得られたのか聞けるのが
楽しみです!!



最後に


今回で第10期の研修が全て終わりましたにこにこ

春からここまで6回研修をやってきましたが、本当にあっという間でした。

僕自身、研修を通して学校ではなかなかできないような学びを経験することができたと実感しています。

 

新たに始まった11期もイベント盛りだくさんで、すごく楽しみですにこにこ

10期でのみんなの頑張りに拍手を送り、11期も張り切っていきましょう!!

2.jpg

posted by iyah at 11:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録

2020年11月16日

2020年度第5回研修 報告

皆さんこんにちは!

今年の7月からIYAHで活動している、広島大学教育学部の又木です。

9月5日~6日に「2020年度第5回研修」オンラインで行ったので、その様子をお伝えします!


今回の研修は「第10期の活動を振り返り、第11期の活動について考える」というテーマで開催されました。

そしてなんと、スタッフ向けにSSO2020の再演が行われました!てれてれ

 

第5回研修は特に、集中して作業する時間と楽しむ時間とがはっきりと分かれていて、とても充実した2日間でしたきらきら

ここからは、今回の研修の様子をプログラムごとに見ていきましょう!


 

成果報告会


評価の意義と方法


このレクチャーでのねらいは、
参加者が振り返りの意義と方法を理解することです!


ここではまず、評価と評定の違いについてのお話がありました。

1.jpg

評価とは、立てた目標の達成度合いを確認し、達成できなかった場合は原因を分析し、より効率的な方法を考え次の目標に活かすためにあると分かりました。

 

次に、評価の方法についてのお話を聞きました!

私たちが評価すべき観点は、活動を通して「何が達成されたのか」「自身がどう成長したのか」の2点です。


ここまでのお話を踏まえて、参加者は研修のなかで成果報告会を行います!

成果報告会では参加者がそれぞれ第10期の活動の成果を評価し、次に実行するアクションについて発表します。



準備


ここからは9月6日(研修2日目)の成果報告会に向けた準備です!


ここでのねらいは、
参加者が第10期の活動と経験を振り返り、自身の学びと成長を確かなものとすることと、参加者が第11期に向けてのビジョンとファースト・アクションを考えるためのきっかけとすることです!


3.jpg

成果報告会の準備では、「課題→背景→原因→実行→評価→改善→My first step」というフレームでプレゼン内容を考え、スライドを作りました。


成果報告会のフレーム
課題⇨私の目標はxxxであった / しかし現実はxxxであり、このギャップを埋める必要がある

背景⇨そのように考えたのは、xxxという理由からだ

原因⇨そのようなギャップはxxxが原因となって生じている

実行⇨私はこの課題を解決するためにIYAHの活動を通してxxxを実行してみた

評価⇨その結果、xxxという変化を生じさせることができた

改善⇨これを踏まえて、これからはxxxしていきたい



レクチャーをしてくださった中野さんの教えを活かして良い発表になるよう、それぞれ集中して準備に取り組みました!

そして、各々が自身の成果報告会に向けて研修の時間だけでなく、1日目の研修が終わった後の時間も活用して準備しました。

ちなみに僕は、計7時間も準備に充てました!


正直とても大変ではありましたが、仲間が頑張っている姿を見て自分も頑張ることができました!

…みなさんお疲れさまです!



発表


さて、ここからはいよいよ成果報告会の時間です!


研修で成果報告をするのは、自身の達成したことや成長を確認し、それを発表し合うことでお互いの学びになるからです。

僕自身、このときめちゃくちゃ緊張したなぁあせあせ(飛び散る汗)

4.jpg


それぞれの発表の後には先輩方や仲間たちからの鋭いフィードバックを数多くいただき、自分のこれまでの活動やこれからの活動についてより深く考えることができました


僕は先輩から「楽しいって具体的にどういうこと?」と聞かれてうろたえてしまいましたが、この質問が自分自身にとっての"楽しい"とは何かをより深く考えるきっかけとなりました!


また、仲間たちの発表からはたくさんの学びや刺激をもらい、自分自身の発表内容と照らし合わせて考えながら聞くことができました。

僕は仲間が読書によって日々学びを得ているというお話を聞いて、時間がある日は最低30分読書をする習慣を身に付けました!


 

スタッフ向けSSO2020再演


研修1日目は成果報告会の準備の合間に
スタッフ向けのSSO2020再演が行われました拍手

リーダーたちが考えたオリジナルのストーリーのもと、参加者同士で協力して様々なミッションに挑戦します力こぶ

 

僕自身はSSO2020にリーダーとして参加していなかったので、今回始めてSSO2020に参加しました。

オンラインならではのゲームや工夫が盛りだくさんで、子どもだけでなく高校・大学生も夢中になって楽しめる内容となっていました!

2.jpg

写真の笑顔からも見て分かる通り、とっても楽しい時間でした!!

僕は同じグループの仲間全員と初対面でしたが、一緒にミッションを進めるうちにとても仲良くなれましたきらきら


 

さいごに


今回の2日間の研修は、それぞれにとって大きな節目となる大切な時間でした!

それぞれが第10期の活動を振り返り第11期の活動について考えIYAHの仲間たちが全力で作ったSSOを体験仲間の成果報告を聞いて刺激を受けました。


今回の2日間の研修のおかげで、これからのIYAHでの活動がより楽しくより学び多いものになると思います。


企画・運営をしてくださったみなさん、お疲れさまでした。

良い研修をつくってくださり、本当にありがとうございました!


今回の研修で学んだことを来期に活かしていきたいです力こぶ


posted by iyah at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録

2020年11月11日

「おうちで!自学の日」報告

こんにちは!

広島大学大学院1年の三栗野です。
今回は、8月29日(土)に開催された「おうちで!自学の日」について報告します。


「自学の日」では、自分が学びたいことに集中して取り組みます。
学校の勉強だけでなく、自分がやりたい!と思ったものを自由に用意して参加します。

今回の自学の日では、集中して物事に取り組みやすくなるという
「ポモドーロ・テクニック」を使いました。

 

1.png

 

ポモドーロ・テクニックとは、フランチェスコ・シリロという
ビジネスコンサルティング会社の社長によって考案された時間管理術です。(公式HPはこちら)

25分集中+5分休憩の計30分を1セットとして、それを34セット行います。
時間を区切ることで集中しやすくなると言われています。
今回は、みんなで3セット分挑戦してみました!

2.png

まず最初に、25分間×3回の自学の時間でどんなことに取り組むかを決めていきます。
休憩時間が5分しかないので、事前に計画を立てておくことが大切です!

 

計画を立て終わったら、ポモドーロ・テクニックの実行です!
25分間集中を3セット行います。
みんなが集中して自学に取り組んでいることが、画面から伝わってきました。

 

3セットやりきった後は、ちょっと長めの休憩です。
それぞれ体を動かしたり、飲み物を飲んだりして、勉強の疲れを癒していました。
このときだけは勉強のことを忘れて、のびのびと過ごすとメリハリが付きますね。

 

そして最後に、ポモドーロ・テクニックを使ってみてどう感じたかを
リーダーたちと一緒に振り返ります


今日の自学の時間を振り返りながら、
「今回は集中する時間が25分だったけど、私はもう少し長くできるかも」
「僕は休憩時間が10分あったほうが、疲れが取れて集中できそう」
のような自分なりのアレンジ案を考えました。

3.png

 

高校生や大学生のリーダーと一緒だと、会話を楽しみながら振り返りができたり
リーダーの振り返りを聞くことで「そういえば私もそうだったかも!」と、
自分だけでは気づかなかったことを発見できたりしたことでしょう。

 

 

今回の自学の日では、ポモドーロ・テクニックを使って自学に取り組んでもらいましたが、
すべての人がかならず集中できる!という方法はありません

広島出身の元陸上選手、為末大さんは「成功法則は、高いレベルに行けば行くほどその人自身に特化したものになる」とおっしゃっています。

この言葉は勉強にも当てはまります。
集中力が続く時間や適切な休憩時間は人それぞれです。
自分が最も集中できる方法を見つけるには、
勉強に取り組む環境時間自分の
集中具合などを振り返り
それをもとにした改善を続けていく必要があります。


 

今日の「おうちで!自学の日」をきっかけに、みなさんが普段の生活の中で自分なりの集中できる方法を見つけていってくれることを願っています。

 

4.png

↑参加してくれたみんなで記念写真を撮りました!

 

今回参加できなかった人も、ぜひポモドーロ・テクニックに挑戦&自分なりにアレンジしてみてくださいね!
試してみた感想を私たちに教えてくれると、とても嬉しいです!報告待っていますにこにこ
posted by iyah at 17:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録

2020年度第2回研修 安全管理


こんにちは!


今年度からIYAHに入った、広島大学教育学部特別支援教育教員養成コース1年の北名美雨です。

今回は、2020年度第2回研修1日目(6月27日)に行われた、
安全管理についてご紹介します。

 

まず、安全管理の重要性についてです。

今回はIYAH最大の活動であるスクールで起こりうることに焦点を当てて説明します。

はじめに、IYAHにはサマースクール・春のホリデースクール・秋のホリデースクールなど様々なイベントがありますが、たとえばサマースクールほどの大規模のイベントだと子供だけで150人もの人数が参加してくれるんです!

この人数は学生主体の団体の開催するイベントの参加者数としてはとても大規模だと思うのですが、さらに毎年参加人数が増えているらしいのです。これってとてもすごいことじゃないですか?

なんでこんなに大勢の人数が毎年参加してくれるのかというと、イベントが楽しいからです!!

IYAHが目指しているたのしくてためになる学びを子供達と一緒に作って、体験した子供たちがまた参加してくれる、という好循環が起こって、ありがたいことに参加者が増えています。

そして、このような楽しいイベントをするには事故なし!怪我なし!病気なし!が必要不可欠ですよね。そのために当日何か起こってしまった時に対処する力もなのですが、事前に準備して、トラブルが起こらないよう予防することもとても大事です。だから、安全管理をすることが重要になってくるのです。

20200627_安全管理講習_ページ_07.jpg

ここまでで安全管理の重要性はわかっていただけたかと思います。では次に、安全管理が不十分で実際に事故が起こってしまった場合、どのようなことが起こるのかということを簡単な事例を用いて説明します。


少年団のキャンプで子どもたちが竹とんぼを飛ばして遊んでいた。

子どもたちは、少年団のスタッフから「竹とんぼを人の近くで飛ばしてはならない」と重ねて注意を受けていた。

しかし、少年Aは少年Bからあまり離れていないところで竹とんぼを飛ばしてしまい、

Aの飛ばした竹とんぼがBの目に当たった結果、Bの視力が低下してしまった。


これは実際にある少年団で起こった事故です。

このようなことが起きたとき、責任はどこにあるのでしょう?

事故の結果として起こったことを順に説明します。

 

Bの視力が低下してしまったことにより、Aが損害賠償の責任を負うことになります。

しかし、Aはまだ未成年のため責任能力がありません

そのためAの監督者であるAの保護者と、Aを引率していた少年団のスタッフに損害賠償責任が生じることになります。

この場合、少年団のスタッフはA達に何度も「人の近くで飛ばさないでね」と注意をしていました。それでも、Aが竹とんぼを人の近くで飛行させる可能性、それがBの目に当たる可能性は十分に予見できたため、そのような事故が起こる可能性をスタッフが見逃していた、というのはスタッフの過失となるのです。

 

今回はこのような少年団の事例を例に挙げましたが、実際にIYAHで行っているスクールで置き換えると以下のようになることが予想されます。

・視力が低下するという後遺症がBに残る
・取り返しのつかないことをしてしまったという心の傷がAに残る
・Aの保護者と監督者に責任が生じる
・場合によってはスクールを中止しなければならない
誰も幸せにならなかったという傷がスクール参加者全員に残る



そのような誰も幸せにならないスクールならそもそもやらないほうがマシですよね。そのような悲しい思い出にしないためにも、事前に危険を察知して起こりうる事故を未然に防ぐことが重要になってくる、ということなのです。

 

 

それでは、実際にそのような事故を起こさないためにはどうすればよいのでしょう?

まず、危険を察知するためには、危険にはどのような種類が有るのかについて研修で教えていただきました。

危険には2種類あります。

1つ目は顕在的危険です。これは、例えば「床においてあるハサミ」「長い棒などを振り回す人」のように、すぐに認識しやすい危険です。こちらは危険を察知しやすいので予防も比較的簡単にできると言えます。

2つ目は潜在的危険です。これは、例えば「部屋から飛び出してくる子ども」「移動中に側溝に落ちて怪我をしてしまう」といった事故などが挙げられます。この場合、一見なにもない廊下の見えない所から急に子どもが飛び出してきてぶつかる、といったようにな目に見えない危険や、側溝があるとわかっていてもそこで怪我をするという意識がなかったという目には見えているけど認識できていない危険のことです。この潜在的危険は防できないため、事故に繋がりやすいのです。

 

 

このように、事故に繋がりかねない要因があることはわかっていただけたかと思います。

そこで、最後に事故に発展しやすい
潜在的危険をどのように察知するのか
についてなのですが、危険を察知する能力が高まれば事故の芽を摘み取れる、と思いませんか?

そこで、もう一つだけ危険について知っておいていただきたいことがあります。

それは、ハインリッヒの法則と呼ばれるもので、以下の写真のような三角形の図で説明されることが多いです。

このハインリッヒの法則を簡単に説明すると、一つの重大な事故の背景には、その事故につながる原因となる出来事が沢山潜んでいる、という意味です。
この法則をもとに考えると、小規模の問題が発生したときに、みんなで共有して事故を未然に防ぐということが重要になります。このような数多くの事故に繋がりかねない出来事は一人で全ての危険を把握して網羅することは不可能なので、各々で見つけた危険因子を共有して、全員が多くの危険因子について把握しておくことが重要になります。

20200627_安全管理講習_ページ_19.jpg

過去の裁判では、指導者の注意義務として結果の発生を予見すべきという意味の「結果予見義務」と、予見される結果を回避すべきという意味の「結果回避義務」が主に問題にされているそうです。つまり、スクールにおいてはスクールスタッフに事故を予見し回避する様な準備が求められるということですね!

 

まとめると、事故が起こってしまっては誰も幸せにならないイベントになってしまうため、全員が楽しいイベントにするには事故なし!怪我なし!病気なし!が必須です。

そのためには潜在的危険をできるだけ察知して事故を未然に防ぐのが大切になります。潜在的危険は認知しづらいから大変なわけですが、つの重大な事故が起こる前に小規模の事故が発生していると考えると、みんなで小さな危険因子を共有して、大きな事故が起こらないようにすることが重要になります。

また、危険を察知し、事故を回避するのはスクールスタッフの責任であるため、事故を予防できるような準備が求められるということでした。


 

自分はハインリッヒの法則も初耳でしたし、そもそも潜在的危険へ向けての意識すらありませんでした。今回の研修を受けて、実際に事故を回避させることがいかに重要か、少し理解できた気がします!また、事故を回避するのはスクールスタッフの責任ということを再認識して、今後スクールに関わっていく者として予防にできることは精一杯頑張ろうと思いました。

特にHDチームは研修の運営側に回ったり等裏方を担うことが多い立場です。自分はまだIYAHのこともスクールのこともわかっていないことも多いですが、今後様々な事例を勉強して安全管理に気を配りたいと思います。

まずは今回学んだことを生かして、小規模な事故を大勢で共有していって一人ひとりが潜在的危険を察知して事故を防げるように頑張りたいです!


2020年度第2回研修 安全管理
posted by iyah at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録

2020年11月06日

2020年度第2回研修 リーダーシップ理論の解説

こんにちは!

大阪大学人間科学部1年生の中原奏です!

今日は私が研修を受けて学んだことについて報告したいと思います!


ところで、皆さんはリーダーシップにどのようなイメージを持っていますか?


・チームで指名された人だけが発揮するもの

・才能やカリスマ性が必要

・メンバーの前に立って引っ張っていく存在


多くの人がこのようなイメージを抱いていると思います。

ですが、研修の中でこれらは「誤解だ」と指摘されました!

 

私たちは日々目まぐるしく変化する激動の時代に生きています。

これからは価値観が多様化し、VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguityの頭文字をとったもの)と呼ばれる、不安定、不確実、複雑で曖昧な社会が訪れます。


そのような時代では、集団のメンバーは一人ひとりが状況を判断し最善策を実行することが求められるということでした。


つまり全員がリーダーシップを発揮することが重要になります。

2.jpg

9.jpg

「自分には無理だ」と思いがちですが

リーダーシップは性格ではなく行動が重要で、リーダーシップ行動は習得可能なものなのだそうです。

必ずしもメンバーを率いていくだけでなく、さりげない気遣いをして集団を元気づけることも大切なリーダーシップということですね。


つまり全員がリーダーシップを発揮するとはチームの一人ひとりがチームに対して良い影響を与え合うことだとも言えます。

3.jpg

リーダーシップの発揮の仕方も様々で、前に立って率いていく人、裏から支える人、
メンバーそれぞれの強みを生かしたリーダーシップの発揮の仕方があるようです。



「リーダーシップの発揮の仕方は人それぞれ」なら自分のリーダーシップとはなんだろう?自分のリーダーシップの発揮の仕方をどうやって見つければいいんだろう?と思いますよね。


そこで重要なのが経験学習です!


経験学習は以下の4つの手順に従って行われます。

@実際にチーム活動を通してリーダーシップ活動を経験する

A客観的に振り返る

B経験を意味づけし、仮説を立て、持論化する

C次のリーダーシップ行動目標を立てる

1.jpg

この経験学習で重要なのが経験の質と経験の吸収率だそうです。

少し背伸びが必要なレベルの経験をすることで経験の質を高めることができ、

経験したことを客観的に振り返ることで経験から学ぶことを増やすことができ、吸収率を高めることができます。

4.jpg

研修ではまず「子ども会員の参加率を2倍に増やすにはどうすればよいか?」という題材でグループワークを行い、リーダーシップ持論を考えました。

5.jpg

このワークで私は、IYAHでの活動を振り返りながら、

先頭に立ってチームを率いていくことより客観的に物事を見る方が得意であると気づきました。


そこで私は「場を冷静に見て、ついていけていない人やつまらなさそうにしている人に対して声掛けを行う」ことが私に発揮できるリーダーシップであるという持論を立てました。


その持論に基づいて「自分の意見を持ちきちんと発信しつつ、常に冷静に周囲を観察する」というワークの中で持論を実践するための具体的な目標を立てました。


ワークが終わると目標が何%達成できたかを評価しました。私は自分の意見を伝え、冷静でいることはできましたが、先輩に対して遠慮してしまい主体的に議論に参加することができなかったため、70%だと評価しました。


ワークを行っての反省を踏まえ、2度目は「子ども会員の数を2倍に増やすためにはどうすればよいか?」という題材でグループワークを行いました。

6.jpg


1度目のワークを行い、私は「チームを上手く働かせるには自分の立場を客観的に把握し、臨機応変に行動すること、雰囲気を良くすることが重要である」と考えるようになりました。


そこで私は2度目のワークの実践目標を「相槌や笑顔を意識しながら、なるべく多くの人と話す」としました。



ワークの後は1度目と同じように振り返りを行いました。

後輩としての立場を意識しすぎることなくクリティカルな意見も出しつつ楽しく議論を行うことができたため、80%達成できたと評価しました。


チームに十分に良い影響を与えることはできなかったため、これからもグループで活動する際には目標を意識して、100%達成できたと言えるようにがんばります!


7.jpg

このようにして、経験の質と吸収率を意識して良質な経験学習のサイクルを回していくことで、実践的に自らのリーダーシップを考え、リーダーシップ持論を鍛えていくことができるのだと学びました。


8.jpg


これからの社会で求められる能力を身につけていくために重要なリーダーシップ。

グループで活動するときに意識して取り組んでいきたいです!


2020年度第2回研修 リーダーシップ理論の解説
posted by iyah at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録

2020年11月05日

2020年度第2回研修 目標設定の意義について

こんにちは!

今年から広島国際青少年協会(IYAH)に入った、
広島大学教育学部1年第一類特別支援教育教員養成コースの多賀麻由来です。



7月27日(土)〜28日(日)に行われた、2020年度第2回研修のプログラムの1つである
目標設定の意義について書きます。



まず、目標設定の意義についての話を聞きました。

スクリーンショット (643).png

人はどうして目標を立てるのか?
それは、目標を立てることに3つの利点があるからです。

目標を設定する事の3つの利点
@モチベーションが湧く
A目的が実現しやすい
BPDCAサイクルが回せる


@について、いつ・何を・どのようにといった、明確な目標があることで、
行動を起こすやる気が湧きます!


Aについて、目標がある事で自分がどこに向かえば良いのかがはっきりするので、
道を見失う事なく目的を実現することができます。


BのPDCAサイクルとは、
PLAN(計画を立てる)、DO(計画を実行する)、CHECK(計画を評価する)、ACT(評価を踏まえた改善策を練る)を繰り返すことにより実現したい理想へと近づいていくという継続的改善手法です。
目標がなければPDCAサイクルのCHECK(評価)をする事ができません。
目標という基準を持つ事が大事です!
PDCAサイクルを回すことで、何度も評価が繰り返され、計画の精度を高めることができます。



では、目標を立てる際に何に気をつけたら良いのでしょうか。

それは以下の3つになります!


成果に繋がる目標を立てる時の3つの条件
@やるべき・やりたい・できるの3つを満たす目標を考える事
A行為目標を立てる
BSMARTな目標を立てる


@については、組織と個人にとっての「やるべき、したい、できる」を考えることが重要です。
なぜなら、組織と個人の2つの目標が、近ければ近いほど、両者の力を合わせることができるからです。

Aの行為目標とは、〇〇のために〜〜すると言った具体的な行動に関する目標のことです。
行為目標があることで、何をすべきかが明確になります。

BのSMARTな目標とは

 Specific(具体的な)

 Measurable(測定可能な)

 Agree on(同意できる、達成したいと心から思える)

 Realistic(現実的な)

 Timely(期限が明確な、今取り組むべき課題)

 の頭文字をとった目標のことです。


このような、効果的な目標設定をする為に必要な知識をたくさん教わりました!


その後、チームに分かれて達成したい目標などを共有し合いました。
3つのコツを意識しながら目標を立てることは難しかったですが、学びを深めることに繋がり、良い経験になりました。


今回の話では、目標を立てる時の基本となることについても学びました。
初めて聞く内容も多かったのでリーダーノートを読み返してしっかり復習していきたいです。
そして学んだことを、今後目標設定をする際に活用していきたいです!

2020年度第2回研修 目標設定の意義について
posted by iyah at 21:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録

2020年度第2回研修 経験から学ぶ


 

こんにちは!

 

広島大学教育学部初等教員養成コース1年の神笠太洋です。

2回研修1日目(627日)に行われた
経験から学ぶことについて紹介します。


まず「経験から学ぶということはどういうこと?」と他人から聞かれた際に、


皆さんならどう考えますか?


この「経験から学ぶ」ということを考える際に気を付けないといけないことがいくつかあります。


なぜなら同じ環境で育って同じような経験をしても

同じような成果を残せるとは限らないからです。


 

1.jpg.png

 

ではなぜ、同じ環境で育って同じような経験をしても
同じような成果を残すことができないのでしょうか。



なんと、その原因は大きく2つ考えられているんです!

まず1つに各々の経験値の吸収率が違うことがあげられます!

 

例えばAさんと、Bさんがいて、2人とも理論上経験値100を得たとします。


しかし、最終的にAさんは30、Bさんは60しか経験値を得ることができませんでした・・・・

 

 

つまり、
同じ経験をしても同じ学びを得られるとは限らないのです!


 

2.jpg.png

 

ここで言えることは、経験値の吸収率によって獲得できる経験値が変わってくるということです!!

 

では経験値の吸収率を高くするためにはどのようにしたらいいのでしょうか。


ここで重要になのが、経験→学習という流れではなく、
経験→省察→学習における省察の工程です。


実は、経験が直接的に学びに繋がるかってかっていうとそうでは無いのです。


経験から何かを学ぶためには何かを経験した時に、ただ経験をするだけではなく、


その経験を振り返って学びにつなげることが重要になります。

 

3.jpg.png

 

省察し、自身の経験(思考・行為)について注意深く考えることで、

ある状況での自分の思考や行為を見つめ直し、

次に同じような状況に面したとき、より良く対処するための知識を得ることができます。

 

 

つまり、よりよく学ぶためには常に省察的でいることが重要なのです!

 

 

2つ目は単純に経験値そのものを大きくするということです。

 

でも経験値を大きくするために何をすればいいのでしょうか?


経験値を大きくするためには、程よい難易度の課題に挑戦することが重要になってきます。


この程よい難易度のことをZPD(最近接発達領域)と言い、1人ではできないが仲間と一緒にすれば達成できる領域のことを言います。

 

4.jpg.png

 

周囲の支援を得ることで自分の能力以上の成果を発揮でき、大きな成長へとつながります!!

 

最後に、

経験から学ぶということは、生きていく中でとても重要なことだと思います。

 

しかしながら、経験したことを十分に発揮することは実際難しい、、、、、

 

だからこそ、もう一度省察という工程を、見つめ直してみて下さい。

 

省察を繰り返していくことで自己を見つめ直すことができ、飛躍的に吸収率が向上します!

 

そして、少し背伸びをしましょう!

 

自分の現在持っている能力と相談しながら少し難しいタスクに挑戦することで、経験の質を高めることができるとともに、経験値を大きくすることができます!

 

ただし背伸びしすぎては意味がありません

 

疲労困憊してしまい、経験値0になってしまいます。

 

程よく頑張りましょう!!

 

僕は今回の研修で省察することの重要性を学び、吸収率を上げたいと思いました!

 

「吸収率を上げることで他人と同じ労力でも得る経験値を多くすることができる」

ということ忘れず、

 

今後はこの吸収率を上げるために省察のスキルを身に付けていけたらいいなと思います!

 

 


2020年度第2回研修 経験から学ぶ
posted by iyah at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録

2020年11月04日

2020年度第2回研修 インタビューワーク

こんにちは!

今年度から広島国際青少年協会で活動を始めました

広島大学1年の岡本和佳奈です。

 

今回は、6月27日〜28日に行われた2020年度第2回研修のプログラムの1つ

「インタビューワーク」で紹介された

「インタビュースキル」についてお伝えします!

 

インタビュースキル


コロナウイルスの影響によりオンライン活動が続く中、

コミュニケーションや人間関係で不安や悩みを抱えていませんか?

 

それらを解決すべく紹介されたのが、「インタビュースキル」です!

 

とはいえ

「インタビュースキル」と聞いただけではどんなものなのか想像しにくいですよね。

 

では、会話をする中で、

「この人には話しやすい!」

「この人と話しているうちに考えが整理されて自分が気づけていなかったことに気づける!」

こんな人に出会ったことはありませんか?

この人、実はインタビュースキルが高い人なのです!!


1.jpg

 

 

それでは、このインタビュースキルをどう身につければよいのでしょうか?

鍵となるのは傾聴力質問力です!

 

傾聴力


1つめの鍵は、傾聴力

傾聴力は、ただ相手の話を聞く力ではありません。

相手の言葉を通して「相手の本当の気持ち」を理解する力です!

 

そのための具体的な技法として

反応する

おうむ返しする

好意を示す の3つを紹介します。

 

 

反応する

2.JPG

反応することで、相手は自分の話を真剣に聞いてくれている、共感してくれていると感じ、

相手が話しやすい環境を作ることができます。

相手が話しやすくなり、深い部分まで話してくれるようになることで

「相手の本当の気持ち」を理解することに近づいていきます。

 

 

おうむ返しする

3.JPG

4.JPG

おうむ返しすることで、相手の話に興味があるという姿勢を示せます。

それによって、相手は話しやすくなったり、その先の話に繋げやすくなります。

特に要約を使うことで、相手は自分の考えを客観視することができます。

 

ただし、言葉をガラッと変えたり、この技法を使いすぎると

相手に違和感を与えるかもしれません。

相手が意識しない程度のおうむ返しを目指しましょう!

 

 

好意を示す

5.JPG

この意識を持つことで、

相手の話を逃さず聞く姿勢に繋がると思います!

 

 

3つの技法を意識し実践することで、傾聴力を高めて、

相手とのコミュニケーションを深めましょう!

 

質問力


2つめの鍵は質問力

質問力とは、わからないことや疑わしいと思うことを周囲に聞く力です!

 

この力を身につけることで

相手の本音を引き出す、相手が気付いていなかったことに気付かせる

といったことができます。

 

質問力を身につけるための具体的な技法として

クローズド・クエスチョン/オープン・クエスチョン

ピラミッド構造で考える

7W3Hで質問を考える の3つを紹介します。

 

 

クローズド・クエスチョン/オープン・クエスチョン

6.JPG

初めは答えやすいクローズド・クエスチョンを使うと会話しやすいと思います!

この2つの質問を使い分けることで、

相手の考えがより引き出せるのではないでしょうか?

 

 

ピラミッド構造で考える

9.jpg

物事を具体的にしたり、抽象的にしたり、広げたりできる

様々な質問を投げかけることで、会話を論理的に組み立てることができます!

それは相手の考えを双方がより理解することに繋がります。

 

 

7W3Hで質問を考える

 
When(いつ?) Where(どこで?) Who(だれが?) What(なにを?)

Why(なぜ?) to Whome(だれに?) with Whome(だれと?)

How(どのように?)How many(どれくらい?)How mach(いくらで?)


7W3Hのフレームに沿って質問を考えると事実を具体的にしやすくなります!

 

相手の発言に合わせて、相手の発言に登場しないWHを聞いてみると、

より話を具体化させ、相手の本音を引き出すことに繋がるのではないでしょうか?

 

 

会話の中で、すべての質問を取り入れる必要はありません。

自分が実行できそうなものや、会話に合ったものを選んで質問、

そして質問力を高めて、相手との良い関係性を構築していきましょう!

 

インタビューワーク


ここまで紹介してきたインタビュースキルのレクチャーに加えて、

あらかじめ個人で広島国際青少年協会に入った理由と自己PRを記入していた

エントリーシートを使い、実際にインタビューワークも行いました!


10.png

 

ワークは、3~4人のグループに分かれて

インタビュイー(質問をされる人)のエントリーシートを読む



インタビュアー(質問をする人)たちが気になった部分を質問をしていく

という形でたくさん話しながら進めていきました。

 

実践してみると、

インタビュアーの立場では、相手の考えを引き出す質問の難しさや自分に合う技法に気づけたり、

逆にインタビュイー立場に立つと、考えを自分の中でより整理することができました!

また、自分が深く考えていなかったことについての質問をもらうこともでき、

とても良い時間になりました!

 

最後に


11.png

 

今回紹介した傾聴力の3つの技法、質問力の3つの技法はいかがでしたか?

インタビュースキルは高められそうですか?

 

今回紹介した技法を活用して、

周りとの良い関係を構築していきましょう!


2020年度第2回研修 インタビューワーク
posted by iyah at 10:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録

2020年11月03日

おうちで!自学の日 報告

こんにちは!

広島大学教育学部の世古佳護です。

726日(日)に行われた「おうちで!自学の日」について報告します。


 

「自学の日」とは、小中高生と大学生が集まり限られた時間の中で精一杯集中して学習に取り組む活動です。単に学習するだけでなく、楽しいレクリエーションやためになるワークも行います!

 

今回も新型コロナウイルスの影響により前回の「おうちで!自学の日」同様オンラインで実施となりました。

 

今回の「おうちで!自学の日」は、午後にボードゲームカフェ「ジーク」オンラインが実施されることもあり、午前中のみの企画でしたが短い時間の中で皆が時間を大切にして学習に取り組んでいる様子が見られました!

 

さて、そんな「おうちで!自学の日」の魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。

 


前半の自学の時

9時に全員が集合したら早速45分間の自学の時間がスタート!

Inkedスクリーンショット 2020-07-26 9.05.47_LI.jpg

 

この時間は、それぞれが自分のしたいことをする時間です。

僕はいつも限られた時間をどうやって有効に使うか、ということを考えて学習に取り組むようにしています!

 

しっかり時間の使い方を考えることで、時間内にするべきことが明確になり、目標達成へのプロセスを認識することができます。そうすることで目標を達成している自分を想像しやすくなります。

僕はいつもそんな自分を想像することで勉強のやる気を起こしたり、高めたりしています。

 

また、時間の使い方を意識して取り組むことで単に「勉強しよう」という目標から「〇〇を終わらせる!」という目標へ、より具体的な目標が立てられるようになります。

 

あいまいな目標よりはきちんと考えられた目標の方が、

簡単に達成できてしまう目標よりは努力してやっと達成できる目標の方が、

良い結果につながりやすいんです!

 

 

突然ですが、皆さんはSMARTな目標設定を知っていますか?

 
SMARTとは
Specific    (具体的に)

誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表す

Measurable(測定可能な)

目標の達成度合いを誰もが判断できるよう、その内容を定量化して表す

Achievable (達成可能な)

希望や願望ではなく、その目標が達成可能な現実的内容かどうかを確認する

Related      (経営目標に関連した)

設定した目標が職務記述書に基づくものであるかどうか。と同時に自分が属する部署の目標、さらには会社の目標に関連する内容になっているかどうかを確認する

Time-bound(時間制約がある)

いつまでに目標を達成するか、その期限を設定する



 

以上の5つの要素の頭文字を取ったものです。

 

これらの要素を活用することで明確な目標を立てることができます。

皆さんも、限られた時間をどう使うかを考えて、しっかり目標を立てることを日々の学習の中でも意識してみてはいかがでしょうか。

 

 

さて今回の「おうちで!自学の日」では
みんなはどんな目標を立てて何に取り組んだのでしょうか。

 自学に取り組む様子を見てみると、学校の課題をしたり、本を読んだり、中には絵を描いたりしている人もいました。

 

Inkedスクリーンショット (656)_LI.jpg

 

人が何かに集中して取り組む姿って魅力的ですよね。

 

ここで少し僕の好きな言葉を紹介します。

「It’s all about the journey, not the outcome.
 (過程が全て、結果が全てじゃないんだ。)」


これはアメリカの陸上競技選手であるカール・ルイスの名言です。

 

 

自分自身、先生になろうと思ったきっかけは

自分に勉強の楽しさを教えてくれたかつての担任の先生への憧れからでした。

この名言は先生が僕に紹介してくれた言葉でもあります。

僕は企画者の立場から、みんなが頑張って勉強することって楽しいと思ってもらえるように、工夫できればいいなと思っています。

 

 

褒めワーク

さて自学時間の間に行われたのは、「褒めワーク」

今回の「おうちで!自学の日」は自学の日シリーズ第3回目の実施となり、一風変わったワークが取り入れられていました。

 

「褒めワーク」の内容は・・・

 

とにかく人の良いところを引き出して褒め合う。

 

「それだけ?」と思うかもしれませんが・・・

 

皆さんは誰かに褒められて嬉しくなったことはありませんか?褒められると相手のことが好きになるし、もっとその人と話がしてみたい!って思いますよね。実は人を褒めることって凄く大切なことなんです。

 

スクリーンショット 2020-07-26 10.21.14.png

 

そして人を褒めるにはコツがあります。

 

三栗野リーダーのお話の中で、褒める例に

「お布団の中から出てえらい!」とか「生きててえらい!」なんてものがありました。

すごく当たり前の行動だけど、確かに今思えば、

 

朝眠い中で布団から出ようと思って動けること

苦しいことや悲しいことがあってもそれを乗り越えて生きていること

 

ってえらい”ですよね。

 

褒めのコツには、このように行動”を褒めるというものや、すぐに褒めるというもの、そして「私は〜思ったよ。」で褒めるというものがありました。

 

特に、「私は〜と思ったよ。」のように、自分がどう思ったかを伝える褒め方をするというコツを聞いて「なるほど!」と思いました。

単に「えらい」と言う褒め方は人によって「えらい」と思うことに違いがあるので、相手が褒められていることを感じ取りにくくなってしまいます。

つまり「私は〜と思ったよ。」と褒めることで相手が褒められていることを認識しやすくなるんですね。

 

自分も褒めワークをやってみて、確かに相手の思いをそのまま言葉にして伝えられた方が

単に「えらい」と言われるよりも相手に共感してもらえているという感じがして快い気持ちになりました!

 

また、褒められる側も“遠慮せず褒められる”ことが大切だということも学びました。

普段誰かに褒められた時に「そんなことないよ」とか「いやいや」とか謙遜してしまう場面が多々あるのではないでしょうか。

今回は謙遜せずにお礼を言うことで相手に認めてもらったことを自分でも認めることを大切にしました。

 

褒めてくれた相手に対してしっかり「ありがとう」と言うこと、つまり全力で褒めてくれている相手に対して全力で褒められることが大事なんですね!

 

初めは褒めることが恥ずかしかったり照れ臭く感じるかもしれません。しかし少し勇気を出して褒めてみたり、素直に褒められてみることで褒めのコツ”を使いこなした褒め上手になれるのではないでしょうか。

 

Inkedスクリーンショット (85)_LI.jpg

このワークの魅力は、褒められる人も褒める人も気持ちが良くなることだと思います。

褒められる人は褒められて嬉しいと感じます。

また褒める人にとっても、相手の良い所を見つけようとすることで相手の良さを理解することができたり、相手が喜んでいるのを見て自分も嬉しくなったりしませんか?

こうして褒め合うことの照れ臭さ”を乗り越えた先には褒めの好循環”が生まれるのです。

 

実際にワークをやったときには、

「バスに乗ってえらい」「洗濯物干してえらい」等、いつもえらいと感じることなくしていることが実はえらいことだったんだと気づいて、「明日からもきちんとやろう!」と思うことができました。

 

また、自学の時間ではワークを始める前に立てた目標を達成することができなかったのですが、「ワークをしてえらい!」と、行動を褒めてもらったことで「ワークをしたことに意味があるんだ」と前向きに考えることができました。

 こうして物事に取り組むことのモチベーションが高まるのと同時に、「人を褒めることの大切さ」を学び、相手の良いところを具体的に捉える姿勢も養われたのではないでしょうか。

 

 

後半の自学の時間

さて、褒めワークによって気分が良くなった後は後半の自学の時間です。

 

後半の自学の時間は少人数のグループに分かれての学習を行いました。

 

スクリーンショット 2020-07-26 10.58.37.png

 

前半の続きに取り組んでいる人もいれば、また前半とは違ったことをしている人もいて、それぞれが工夫して自学の時間を過ごしていました。

例えば、前半は課題をして、少し疲れたから後半は大好きな読書をしよう。

これも時間の使い方の工夫の一つだと思います。

 

少人数で学習することで、気軽に質問を投げかけたり、ちょっとした会話をすることもできるようになるので、大人数で学習するのとは違った雰囲気の中で学習することができたのではないでしょうか!

 

 

最後に

僕は「おうちで!自学の日」は2回目の参加となるのですが、自学の日に参加することでいつも多くの刺激を受けて帰ってきます。

時間の使い方は人それぞれで、

「へぇ、こんなことしてるんだ」

「自分もやってみたい」

と考えもしなかったような時間の使い方を目にすることができます。

 

僕は今回の自学の時間で数学の課題を進めました。目標としていた20ページ分の問題を解くことはできなかったけれど、90分間集中して学習をすることができたという達成感を感じて、次回の学習へのモチベーションにつながりました!

 

また、「おうちで!自学の日」を通して小中高生会員と大学生リーダーのつながりを感じることができました。

 

Inkedスクリーンショット 2020-07-26 11.41.10_LI.jpg

 

参加者全員が企画に前向きで、どんどん自分から学習やワークに取り組もうとする姿を年齢分け隔てなくお互いに示すことのできる、つながりある空間は団体の活動の良さの1つだと感じました。

 

 

新型コロナウイルスの影響で

人とのコミュニケーションが取れない・・・

勉強する気がなかなか起こらない・・・

そんな今だからこそ、団体の中で多くの人と楽しい活動を一緒にしましょう!

 

次回の「おうちで!自学の日」でも、勉強することはもちろん、参加した人全員が明るい気分になれるような活動を行うので是非参加してください!

 

おうちで!自学の日 報告
posted by iyah at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録