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2020年11月11日

2020年度第2回研修 安全管理


こんにちは!


今年度からIYAHに入った、広島大学教育学部特別支援教育教員養成コース1年の北名美雨です。

今回は、2020年度第2回研修1日目(6月27日)に行われた、
安全管理についてご紹介します。

 

まず、安全管理の重要性についてです。

今回はIYAH最大の活動であるスクールで起こりうることに焦点を当てて説明します。

はじめに、IYAHにはサマースクール・春のホリデースクール・秋のホリデースクールなど様々なイベントがありますが、たとえばサマースクールほどの大規模のイベントだと子供だけで150人もの人数が参加してくれるんです!

この人数は学生主体の団体の開催するイベントの参加者数としてはとても大規模だと思うのですが、さらに毎年参加人数が増えているらしいのです。これってとてもすごいことじゃないですか?

なんでこんなに大勢の人数が毎年参加してくれるのかというと、イベントが楽しいからです!!

IYAHが目指しているたのしくてためになる学びを子供達と一緒に作って、体験した子供たちがまた参加してくれる、という好循環が起こって、ありがたいことに参加者が増えています。

そして、このような楽しいイベントをするには事故なし!怪我なし!病気なし!が必要不可欠ですよね。そのために当日何か起こってしまった時に対処する力もなのですが、事前に準備して、トラブルが起こらないよう予防することもとても大事です。だから、安全管理をすることが重要になってくるのです。

20200627_安全管理講習_ページ_07.jpg

ここまでで安全管理の重要性はわかっていただけたかと思います。では次に、安全管理が不十分で実際に事故が起こってしまった場合、どのようなことが起こるのかということを簡単な事例を用いて説明します。


少年団のキャンプで子どもたちが竹とんぼを飛ばして遊んでいた。

子どもたちは、少年団のスタッフから「竹とんぼを人の近くで飛ばしてはならない」と重ねて注意を受けていた。

しかし、少年Aは少年Bからあまり離れていないところで竹とんぼを飛ばしてしまい、

Aの飛ばした竹とんぼがBの目に当たった結果、Bの視力が低下してしまった。


これは実際にある少年団で起こった事故です。

このようなことが起きたとき、責任はどこにあるのでしょう?

事故の結果として起こったことを順に説明します。

 

Bの視力が低下してしまったことにより、Aが損害賠償の責任を負うことになります。

しかし、Aはまだ未成年のため責任能力がありません

そのためAの監督者であるAの保護者と、Aを引率していた少年団のスタッフに損害賠償責任が生じることになります。

この場合、少年団のスタッフはA達に何度も「人の近くで飛ばさないでね」と注意をしていました。それでも、Aが竹とんぼを人の近くで飛行させる可能性、それがBの目に当たる可能性は十分に予見できたため、そのような事故が起こる可能性をスタッフが見逃していた、というのはスタッフの過失となるのです。

 

今回はこのような少年団の事例を例に挙げましたが、実際にIYAHで行っているスクールで置き換えると以下のようになることが予想されます。

・視力が低下するという後遺症がBに残る
・取り返しのつかないことをしてしまったという心の傷がAに残る
・Aの保護者と監督者に責任が生じる
・場合によってはスクールを中止しなければならない
誰も幸せにならなかったという傷がスクール参加者全員に残る



そのような誰も幸せにならないスクールならそもそもやらないほうがマシですよね。そのような悲しい思い出にしないためにも、事前に危険を察知して起こりうる事故を未然に防ぐことが重要になってくる、ということなのです。

 

 

それでは、実際にそのような事故を起こさないためにはどうすればよいのでしょう?

まず、危険を察知するためには、危険にはどのような種類が有るのかについて研修で教えていただきました。

危険には2種類あります。

1つ目は顕在的危険です。これは、例えば「床においてあるハサミ」「長い棒などを振り回す人」のように、すぐに認識しやすい危険です。こちらは危険を察知しやすいので予防も比較的簡単にできると言えます。

2つ目は潜在的危険です。これは、例えば「部屋から飛び出してくる子ども」「移動中に側溝に落ちて怪我をしてしまう」といった事故などが挙げられます。この場合、一見なにもない廊下の見えない所から急に子どもが飛び出してきてぶつかる、といったようにな目に見えない危険や、側溝があるとわかっていてもそこで怪我をするという意識がなかったという目には見えているけど認識できていない危険のことです。この潜在的危険は防できないため、事故に繋がりやすいのです。

 

 

このように、事故に繋がりかねない要因があることはわかっていただけたかと思います。

そこで、最後に事故に発展しやすい
潜在的危険をどのように察知するのか
についてなのですが、危険を察知する能力が高まれば事故の芽を摘み取れる、と思いませんか?

そこで、もう一つだけ危険について知っておいていただきたいことがあります。

それは、ハインリッヒの法則と呼ばれるもので、以下の写真のような三角形の図で説明されることが多いです。

このハインリッヒの法則を簡単に説明すると、一つの重大な事故の背景には、その事故につながる原因となる出来事が沢山潜んでいる、という意味です。
この法則をもとに考えると、小規模の問題が発生したときに、みんなで共有して事故を未然に防ぐということが重要になります。このような数多くの事故に繋がりかねない出来事は一人で全ての危険を把握して網羅することは不可能なので、各々で見つけた危険因子を共有して、全員が多くの危険因子について把握しておくことが重要になります。

20200627_安全管理講習_ページ_19.jpg

過去の裁判では、指導者の注意義務として結果の発生を予見すべきという意味の「結果予見義務」と、予見される結果を回避すべきという意味の「結果回避義務」が主に問題にされているそうです。つまり、スクールにおいてはスクールスタッフに事故を予見し回避する様な準備が求められるということですね!

 

まとめると、事故が起こってしまっては誰も幸せにならないイベントになってしまうため、全員が楽しいイベントにするには事故なし!怪我なし!病気なし!が必須です。

そのためには潜在的危険をできるだけ察知して事故を未然に防ぐのが大切になります。潜在的危険は認知しづらいから大変なわけですが、つの重大な事故が起こる前に小規模の事故が発生していると考えると、みんなで小さな危険因子を共有して、大きな事故が起こらないようにすることが重要になります。

また、危険を察知し、事故を回避するのはスクールスタッフの責任であるため、事故を予防できるような準備が求められるということでした。


 

自分はハインリッヒの法則も初耳でしたし、そもそも潜在的危険へ向けての意識すらありませんでした。今回の研修を受けて、実際に事故を回避させることがいかに重要か、少し理解できた気がします!また、事故を回避するのはスクールスタッフの責任ということを再認識して、今後スクールに関わっていく者として予防にできることは精一杯頑張ろうと思いました。

特にHDチームは研修の運営側に回ったり等裏方を担うことが多い立場です。自分はまだIYAHのこともスクールのこともわかっていないことも多いですが、今後様々な事例を勉強して安全管理に気を配りたいと思います。

まずは今回学んだことを生かして、小規模な事故を大勢で共有していって一人ひとりが潜在的危険を察知して事故を防げるように頑張りたいです!


2020年度第2回研修 安全管理
posted by iyah at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録
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